fiber works

開催期間:2025年2月21日(金)~2月24日(月) 12:00~19:00(初日13:00から・ 最終日18:00まで)

fiber works

▷ fiber ; 繊維状のもの、繊維 

[物の]本質、基本構造

[人や物の本質的な]力強さ、頑丈さ、性質

植物や動物の細胞の構成要素であり、繊維状の物質を指す。また、比喩的に精神的な強さや品位を意味することもある

▷ works;労働、仕事、研究、作業、労力、作品、仕掛け

「works」とは、主に「作品」や「仕事」、「作業」などの意味を持つ。 また、複数形であるため、一つ以上の作品や作業を指すことが多い

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本展は7名の繊維を扱う作家による展示です。

衣食住の衣だけではなく住の部分にも密接に関わる繊維。
身を守るための衣類だけではなく、自己表現としてのファッションやインテリア用品など用途は多岐にわたり、現代では繊維製品の大半が機械によって生産されるものがほとんどです。

手を動かし、繊維に触れてかたちに仕上げる作業をしていると、原始的な構造やそのアナログさに、作り手自身が驚く瞬間が多々あります。

繊維にしか出来ないこと、繊維でしか表現できないことを模索し続ける作家達による、
生活用品としての繊維ではなく『表現方法』としての繊維をお楽しみいただけたら幸いです。

それぞれの“works“をお楽しみください

 

— 出 展 —
小野山 和代
笠井 心愛
岸田 めぐみ
北川 星子
城川 沙織
村上 真代
吉田 純子

 
— 日 時 —
2月21日(金)13:00〜19:00
2月22日(土)12:00〜19:00
2月23日(日)12:00〜19:00
2月24日(月・祝)12:00〜18:00

 
— 後援 —
塚本学院校友会(大阪芸術大学・大阪芸術大学短期大学部・大阪美術専門学校)
株式会社 田中直染料店

 
 
小野山 和代  onoyama kazuyo

布にひそむ表情をひきだす
この世のすべてのものは変化してしまう、うつろいゆく
さけることのできない滅びがあるからこそ、若々しい張りのある表情をこのむ。
その張りとは反対の「 しみ しわ たるみ 」に独自の情報を読みとり
fiber work道まっしぐらのわたしに表現できたらとおもう。

大阪芸術大学芸術学部工芸学科染織卒業
現在 大阪芸術大学特任教授
1993年 2nd国際掌中新立体造形公募展 準大賞受賞(愛知)
1998年 第9回国際タピスリートリエンナーレ(ウーチ中央染織博物館・ポーランド)
1999年  第1回清州国際工芸ビエンナーレ 招待出品(清州アートホール・韓国)
2011年 FIBER FUTURES Japan’s Textile Pioneers(JAPAN SOCIETY 他各国巡回・NY)
2024年 「布のすがた-いまむかし」(大阪くらしの今昔館)

HP: pulling21.com

 
 
— 笠井 心愛  kasai cocoa —

鉱物や宝石をモチーフに、「編み、織り、縫い、染め」など、技法を重ねて、繊維の表現を模索。ドローイングにも見える糸の奥ゆかしさを活かし、地層のような作品をつくる。

2024年  大阪芸術大学 工芸学科 テキスタイル染織コース 卒業 

現在 インテリアデザイナー、織物工房指導員 

2024年  大阪芸術大学 工芸学科 テキスタイル染織コース 卒業 現在 インテリアデザイナー、織物工房指導員
2023年  ナニヌノ展 2024年  大阪芸術大学卒業制作展

Instagram: @quncf
 
 
– 岸田 めぐみ  kishida megumi —

既存の織り機を使用せずに織りや縫い技法を駆使した作品を制作している。
制作には既製品の眼鏡を使用して、「眼鏡は身体の一部」という実感から着想を得て生まれた”めがねっこ”シリーズの立体作品や、大きな眼鏡のオブジェを制作している。


1988年 大阪生まれ
2013年 大阪芸術大学大学院前期課程工芸領域(染織)修了
現在、大阪芸術大学工芸学科非常勤講師や大阪市立クラフトパーク非常勤指導員として勤務しながら、作品制作をおこなう。織りや縫いの手法を用いて、「眼鏡は身体の一部」という実感から着想を得た立体作品を制作している。
2018年 眼鏡と旅する美術展(青森・島根・静岡)
2019年 Deep Rivers Flow Silentry(リトアニア)
2023年 テキスタイルアート・ミニアチュール(石川・東京) くどやま芸術祭(和歌山)
2024年 布のすがたーいまむかし(大阪)   The15th Scythia(ウクライナ)

HP: kissi-meg-web
Instagram: @kissi_meg
 
 

— 北川 星子  kitagawa hoshiko —

「にんげんの構造」をテーマに作品をつくっています。
小さなかたまりや線が何層にも重なっていく様子に、ひとが営んできた生活やなんとも土臭い人間同士の関わり、うれしいとか悲しいとか、こころ穏やかになる孤独を感じて制作しています。


1988年 広島生まれ兵庫県在住。美術高校にて油画を専攻
2014年 大阪芸術大学工芸学科テキスタイル染織コース卒業
2020年 染織工房tonariを開業
2022年  個展「ららら、そこのそこ」(大阪)
2022年 3人展「・・・」(大阪)
2023年 3人展「・・・vol.2」(大阪)
2024年 Emerging Artists Osaka2024(大阪)
2024年 工芸のちから2024(大阪)

Instagram: @hoshiko_kitagawa

 
 
— 城川 沙織  shirokawa saori —

「織りで立体を表現する」これが私の全ての作品に共通するテーマです。
加えてモチーフとして多く使っているハート型は、曲線・斜線が混ざる織の技術が問われる形だと思い、自身の制作のコンセプトとして使用しています。
また、織物は制作の都合上、大量の糸のロスがでるため、その糸をぬいぐるみやアクセサリーなどの雑貨にアップサイクルしています。

1990年 富山県生まれ
2013年 大阪芸術大学工芸学科テキスタイル染織コース卒業
2015年 金沢美術工芸大学大学院修了後、福井県のジャガードメーカーに勤務。TES繊維品質管理士の資格を取得
2022年から出身地の富山に戻り、会社員として勤務しつつ作家活動を並行しています。
2022年 グループ展(大阪) 2023年 グループ展(東京) 2023年 グループ展(大阪) 2024年 工藝のちから展2024(大阪) 2024年 富山市美術展

Instagram: @saorishirokawa
 
 
— 村上 真代  murakami mayo —

“わたしとあなたがあふれる織モノ語り“ をコンセプトに
心の物語を多彩な色で織り綴る織物作家です。
わたしの表現する織モノ語りから
あなたの中にもある心の物語と重ね合わせて
楽しみ味わっていただけると嬉しいです。

2005年 京都精華大学 芸術学部 デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻卒業(現 芸術学部 造形学科 テキスタイル専攻)

2004年 グループ展 ギャラリーマロニエ
2004年 京展 入選
2005年 京展 京都市長賞
2024年 光風会展工芸部門 第110回記念光風会展光風工芸記念賞
2024年 第38回京都芸術祭 2024国際交流総合展

HP: artwork-manon.jp
Instagram: @mayo_textile_artist
 
 
— 吉田 純子  yoshida jyunko —

ワクワクだったりときめきだったり、
見た時に新鮮な感情を引き出してくれる
既存の表現にとらわれないものづくりを目指しています
素材や色使いを自由に楽しんでいる様を感じ取っていただけると嬉しいです

1990年 京都府生まれ
2013年 大阪芸術大学 工芸学科 テキスタイル染織コース 卒業
卒業制作展 学科賞 受賞
2013年-2022年 テキスタイルメーカーにて企画営業として勤務

現在 会社員として勤めつつ、手織りにて作品制作を行う
2022年 3人展「・・・」 (gallery PARADE/大阪)
2023年 3人展「・・・vol.2」(peel south/大阪)
2024年 工芸のちから2024 出展

Instagram:  @ju_iffy

 
 
 
 
 

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